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流通設計21 2006年2月号 「クローズアップ」(P74-75)

ギオン
ミヤマ車載器で省エネ運転
総合物流企業のギオンは、エコドライブ推進のため、ミヤマの車載器をテスト。大幅な燃費改善結果を受けて、導入を開始した。ISO14001の認証取得と合わせて、今後もエコドライブを追及していく考えだ。

環境保全に力注ぐ

ギオンは、ミヤマの車載器「エコドライブナビゲーションシステムMHS-01」をテストし、燃費が大幅に改善。このほど導入を開始した。
ギオンは、神奈川県相模原市に本社を構える総合物流企業。冷凍やチルド、ドライ、生鮮といった全温度帯に対応する食品輸送などに強みを持つ。
輸送や環境事業などに特化したグループ企業も展開。グループをあげて環境保全活動に取り組み、環境マネジメント体制の整備を進めている。
ギオンでは、2002年4月に本社など3拠点で環境マネジメントシステムのISO14001を取得。環境に優しい“エコドライブ”を推進中である。
さらなるエコドライブの実現を目指してテストしたのが、ミヤマが製造し、トーメンが販売しているMHS-01だ。車両運行中に、理想的なエコドライブを画面表示と音声でリアルタイムでナビゲートする。
速度超過やアクセル操作、急減速、シフトアップ、アイドリング、空吹かし、4時間連続走行の7種類の警告表示で具体的に指示する。
最大の強味は、車両から取得したアクセル開度信号やG(重力加速度)センサー信号などから、車両のエンジン性能や積荷の積載量、道路状況などの走行環境を解析し、瞬時にエコドライブをナビゲートする点にある。

ミヤマの車載器で効果

ギオンでは、2005年2月に2拠点の8トン冷凍車でMHS-01をテストした。同車載器の平均燃費向上率は20%程度だが、ギオンは34%という大幅な効果が表れた。
これを受けて、秋口から導入に向けた準備を進め、12月から4トン車がメーンの川崎物流センターの全車両21台に装着した。
「はじめは、音声によるナビゲートをうるさがるドライバーもいた。いまは営業所内で自発的に最高速度を決めるなど、仲間内でエコドライブへの意識が浸透してきている」と副社長の中原氏は話す。
導入後のデータ収集はこれからだが「平均20%燃費が向上すれば、今回の投資は2年で償却できる」と中原氏。

ISO認証取得と並行

ギオンでは、引き続き広島 - 相模原間の長距離トラックで装着テストを行っており、20%程度の燃費改善につながっているという。
「1年に1カ所はISO14001の認証を取得したい。これと並行して、車載器の導入も拡大させる」(中原氏)。同車では、長期的な視野でMHS-01の導入を進めていく考え。
「改正省エネ法への対応も考慮すれば、さらなるエコ運転の推進が不可欠です」と中原氏。
ギオンは食品輸送が全体の70%程度と圧倒的。非食品分野の強化に乗り出しており、昨年暮れには車両輸送事業もスタートさせている。
MHS-01は多くの車両性能や走行環境を分析できる。大・中型トラックへの導入が進めば、さらなるエコドライブの推進につながりそうだ。  (神崎郁夫)
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