日経産業新聞 2004年11月8日「結城運輸倉庫 省エネ運転指導装置 導入」
タンクローリーの結城運輸倉庫
省エネ運転指導装置 導入
シフトタイミング、アクセルの踏み方 音と画像で助言
コスモ石油向けのタンクローリー輸送などを手掛ける結城運輸倉庫(東京・江東、結城幸彦社長)は保有車両百五十台に、乗務員に音声と画像表示で省エネ運転の方法をアドバイスする車載装置を導入する。実証実験では燃費が2割以上向上しており、導入後は軽油消費量を年間六十三万リットル、二酸化炭素(CO2)排出量を同千七百トン削減できる見込みだ。
導入するのはミヤマ(長野市、南栄嗣社長)が開発した「エコドライブナビゲーションシステム MHS-01」。販売権を持つトーメンがコスモ石油販売と協力して受注した。投資額は全体で約5千万円とみられる。
ミヤマのシステムは車両の速度とエンジン回転数、アクセルの開き具合に加えて重力加速度をリアルタイムに読み取り、ドライバーにシフトチェンジのタイミングやアクセルの踏み方など、燃費の良い運転方法を音声と表示でアドバイスする。積荷の重量や坂道の上り下り、エンジンの老朽化に伴う出力の変化まで自動的に感知。走行状態や車両特性にかかわらず、常に最も燃料を節約できる走り方を案内できるという。
実験は昨年十一月からタンクローリー一台を使って実施。軽油1リットル当たりの平均走行距離は2.8キロメートルから、3.4キロメートルに延びた。軽油使用量は一台で年一万千三百四十リットル減り、CO2排出量も三十トン削減できたという。
走行結果はメモリカードに記録され、専用ソフトを導入したパソコンで各ドライバーの省エネ運転度を分析することもできる。結城運輸はこのデータを活用して、低燃費走行したドライバーを表彰するなどの制度を導入、ドライバーの省エネ意識を高める計画だ。
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